コレクション

骨董品のコレクションをまとまって譲り受けた場合、もしよくわからなければ、一緒に保管されているものについても、あまり散逸させずに置いておくほうがいいでしょう。
コレクションとして一まとまりになっていることが意味を持つ場合もあるからです。

美術展などで時折みかけますが、「○○コレクション展」などの展示があるかと思います。
これは、目利きの人がこだわって編んだコレクションであり、
その時代背景やその他、コレクションを通してみると、その一かたまり自体に価値がある場合、このようにコレクション自体が大事にされます。
そのコレクションの時代背景や、美術品としての系譜に、実は隠された意図がある場合もあります。
美術評論家からすると、それを紐解くことによって、あらたな美術の流れが見えてくる、というようなこともあるわけです。
専門家ですらそうなのですから、素人目にはまずわからないものです。
価値を知らずに流出させてしまったというのはこれまでの歴史でも、国単位ですらあることです。
浮世絵を梱包の詰め物のようにして大量に海外に出してしまい、のちに海外でその価値が見出されたというのも有名な話です。

骨董品、美術品単品だけを観るでなく、それを網羅したときに浮かび上がってくるコレクションの価値というものは、
それこそ、よほどの知識と経験がないと判別できないものですから、
素人判断でバラバラに売ってしまってあとで後悔するという話もあるものです。